2009年6月11日木曜日

Atwell Chp.13 (By Mark)

みなさま,

私もCh.13は新しい世界に覗き込むような気持ちで読みました。

これまであまり詩を読んだこともありませんし、ほとんど書きません。どこか心の中で「そんな時間が止まっているようなことをする暇や余裕はない!」 「定年後にでも」と思っている自分がいます。しかし、高校の時に授業で読んだRobert FrostのThe Road Not TakenNina CassianのA Manは何十年後の今でも印象に残っていますし、友達から送られた宮沢賢治の「雨にも負けず」は大好きです。大学の中国語の授業で覚えた漢詩も美しい表現が多く覚えてよかったなと思います。カラオケ好きなので、英和中のさまざまな歌の中の詩で印象深いものもたくさんあります。

授業で教えようと思ったことは今までありません。でもこの章を終えてから読みたい、書きたい、教えたいという気持ちをもてました。

p.448-9にある"The GIVER"や"BABY"などはシンプルな中でとても美しい詩です。人に送るものとしての詩の素晴らしさに改めて気づきました。

p.454 "Poetry will give voice to the experience of their lives"これは本当だと思います。ある程度基礎がある英語学習者なら詩を読み・書くことを通して得るものは大きいと思います。初級者でもNagasakiさんの使ったTemplateで言葉を選ぶ面白さは感じることができると思います。

Atwellが書き、みなさんも書きましたが、やはりThere's only one requirement for the teacher who wants to teach poetry: Read it...and fall in love with it.

私はそこから始めなくてはいけません。

Mark

2009/6/10 小坂敦子 <kumagraphy@gmail.com>
皆様

 こんばんは。

 私も詩はずっと読まないまま、過ごしてきました。13章にも紹介されている Mary Oliverの詩集をいただいたこともありますが、そのままになっていました。

 ただ、吉田新さんと同じく、WWやRWと関わるようになってから、ほんの少しずつ読むようになってきました。その中で小学校の先生が紹介してくれた谷川俊太郎さんの『すこやかに おだやかに しなやかに』は大好きで、この詩集は人にプレゼントしたりしました。しかし、詩はまだまだ未知の分野です。

(もし、この詩集を読まれた方がいらっしゃれば。。。私のお気に入りは「たったいま」です)

 ですから、「詩」とは何かという点でも、この章は興味深かったです。416ページの to help people to live their lives は面白い。また、422ページの Poets remind us not to preach, but merely to reveal. も名言だと思いました。

 この章でも、彼女の教え方についての考え方をしっかり感じ、吉田さんの以下の書き込みがとても引用に残っています。

422〜5 詩だろうと、なんだろうと、彼女のアプローチは常に、まずは自分で好きなのを集め、そして紹介していく、というアプローチです。これなら、生徒たちの方も好きになると思います。(それに対して、日本の小・中・高のアプローチは、教師の好き・嫌いに関係なく、カバーすること/解釈を押し付けられることですから、好きになるのは奇跡としか思えません!)

→ 自分が好きなものを紹介する、詩を教えるためにはまず詩を読むこと、そして読み上げるときには、never read a poem cold なので練習が必要(423−424)。

→ まずは、詩を読むこと、そして、自分の読みたい詩を自分が見つけること、紹介したいと思える詩を見つけること、と改めて思いました。そして、自分が大好きな詩の在庫を増やさなければ、と思います。

 そんなことを考えつつ、ふと思い出した詩があります。それはRobert Frostの詩で、大学院時代に先生が教えてくれた詩。この詩だけは20年以上前に出会っているのに、とても印象に残っているので、この詩なら、練習すれば読み上げられるかも、と思いました。さがしてみます。

 425−426のリストですが、詩の味わい方は、「正解が一つでないこと」とはっきり示していると思いましたし、また、自分が思っていることを言語化し口に出すこと、こういうことを常に行っているプラス面は、とても大きいと思いました。

439ページ、CTL Soup はおもしろい試みですね! また、444ページに紹介されているPaul Fleischman のJoyful Noiseは、今学期のWWで紹介したら、さっそく同じ形式で書いた学生がいました。

 しかし。。。私はまだ「自分が好きな詩」を全く言語化できません。まだ、自分の中にその基準がないのです。「詩を読むこと」、私の13章の学びはこの一言に尽きるのかもしれません。

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