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2012年9月26日水曜日

落選!そして新しいマラソンを探しだす

Dear Mark CHRISTIANSON
[ID:14515]

Tokyo Marathon 2013 - Notification of selection

Thank you very much for your application for entry.
We regret to advise you that you have not been selected to run
the Tokyo Marathon 2013.
We look forward to your application for events in the future.

残念です。外国人枠でも落ちるんですね。6回目の応募/抽選で初めての落選。

しかし、日本人枠は倍率十倍のところ、外国人枠で5年連続で走れたので文句言えません。

チャリティー枠で10万円払うのもちょっと無理。

さて、春のマラソンどこに行こうかな。。。新しいところを選ぶのも楽しみ。Runnetで検索してみた。

2月24日に高知で走る?
http://ryoma-marathon.jp/index.shtml

それとも3月16日に八丈島?
http://blog.eco-journey.org/article/57093367.html


2011年8月22日月曜日

坂の上の雲ー植民地主義と戦争の悲惨さに怒りを感じつづけさせられる全8巻

BookOffで買い込み7月にスタートして今週やっと第八巻を読み終えました。
http://ecx.images-amazon.com/images/I/512peByO0EL.jpg
Amazon.co.jp

日露戦争という大きな歴史の渦に吸い込まれながら読み進めました。

この長編歴史小説は「日本がどのようにしてロシアに勝ったか」という歴史を考えるために書かれているのですが、その時代と人物への理解はかなり深まります。陸軍の秋山古好・海軍の秋山真之という実在の兄弟の伝記を中心に書いているので、明治維新初期の教育制度、留学、外交、軍事制度、庶民生活などについてイメージが持てるようになりました。特に伝統的な古典教育から西洋の技術を取り入れるための近代化教育への転換が説明されていてとても興味深かいです。日本がロシアに勝った要因は天佑も含めたくさんあったことがこの小説から見えてきますが、一つの大きな要因は日本が優先的に行った教育の近代化と専門家養成のための留学の成功だっとと言えるのではないかと思います。このあたりは今後もまた研究してみたいと思います。

フィクション的な部分もいろいろあるのでしょうが、司馬遼太郎先生は文献研究をとても丁寧に行いながら書いている印象を受けます。中国など周辺のアジア諸国が欧米列強に植民地化されていく状況の中で、明治維新後の日本が経済と軍事を必死に発展させてロシアの東アジア侵攻を食い止め戦勝国となり、世界の列強の一つとある程度認められた、という事実はその後の日本の発展に良い意味・悪い意味の両面で大きな影響を及ぼしたことは確かです。

しかし悲すぎる歴史です。日本、ロシア、そして間に挟まれた満州や朝鮮の数万人の命の犠牲があり、涙を滲ませながらしか読めません。ロシア皇帝の植民地拡大主義を阻止するために朝鮮や満州における戦争が必要だった、ということは完全に賛成できないにしても現実的に見て理解できます。知識が浅いので他の文献も読まないと言い切れませんが、その当時の欧米諸国は弱肉強食の原理で次々と世界の国の主権を奪っていましたから、日本も立ち上がるしかないと決断したのでしょう。この小説を読んで以前以上にその必要性を理解できた気はします。日本帝国としては「日本を守った」大勝利として捉える気持ちは分かります。しかし朝鮮や満州の人々は二つの外国に主権と生活を侵害されましたし、日本(死傷20万以上)とロシア(死傷17万以上)の兵隊たちも皇帝の欲による侵略戦争と外交手段の失敗のために犠牲にされました。悲惨すぎる歴史です。どんな戦争にも「勝利」という言葉は不適切だな、と改めて思わされました。

つい100年ほど前の話です。二度とそのような無駄な殺し合いがないようにするにはどうしたら良いのか、学校や家庭で話し合われなければならないと思いました。小説や映画を通して戦争の事実を被害者の観点から勉強し、事実関係をただ暗記するだけではなく、そのような歴史を起こす人間の個人や組織の性質について「どうして?」と考え、今後同じ間違えを繰り返さないようにしなくてはなりません。そのための教育体制と心がけは日本や他の国々で十分にできているのでしょうか?

私は小学校の頃(長野県浅科村、今は合併で佐久市)で通っていました、担任の中原先生の熱心な反戦教育・平和教育を受ける機会がありました。同時私は何故かその反戦教育が嫌いだった記憶があります。例えば、今も忘れられない授業としては東京大空襲で死んだ10万人という被害者の数を実感するために、模造紙の方眼を10万枚、はさみで切りとって、色を塗って「二度と戦争をおこさない」(確か)という横断幕のモザイクを作りました。数日の授業時間を使い、私はそれが面倒で無駄に思えて嫌でした。ただでさえ、戦争の間違えを考えることよりも格好いい軍艦や戦闘機の図鑑を見る方が好き(その年齢の男には多いと思います)だったり、歴史を読む時、他を侵略して大帝国を築くアレクサンダー大王、ジンギスカン、織田信長など、他を制服する強い国や人物を尊敬する傾向がありました。でもその時に受けた平和教育は今は必要で正しいものだと思いますし、深い印象が残っているので、中原先生には感謝の気持しかありません。

戦争で被害にあったことがない我々、授業やテレビで戦争の辛さや犠牲の大きさを知っても、多くの場合は実感がなく、その悲惨さを心に留めることができないのでしょう。私が受けたような徹底した平和教育はすべての国の学校と家庭において必要なのではないでしょうか。アメリカはそれをかなり欠いているのが現実で、大きな問題だと思っています。兵力という手段は防衛の目的でも最後の最後の手であり、必要な場合は使うが、その防御が成功しても人が死んでいる場合はお祝い事ではない。そういう教育を自分の子供には徹底したいと思います。

坂の上の雲の最終巻最終章、ロシアのバルチック艦隊を日本海海戦で全滅させ圧倒的勝利をおさめた時、秋山真之に喜びはない:


「秋山真之がそういう調子であるため、他の幕僚たちは大声をあげてはしゃぐわけにもいかず、ぜんたいの空気は病院の手術室のようにしずかだった(p.271)。」

損害 (from Wikipedia)
日本側
戦没88,429人,
うち戦死戦傷死は55,655人[1]
病死27,192人
負傷者153,584人[2]
ロシア側
戦死25,331人
病死11,170人
戦傷死6,127人
負傷146,032人
[3]

2011年3月31日木曜日

英語と就職、出世、お金  President誌 2011 4.18

企業の英語公用語化の問題に興味があったんで買ってみた。
完全公用化は無理があるようだが、部門によって英語・国際会議など部分的な仕事機能において英語を公用語にする企業が増えてくる気がする。

すると早稲田国際教養学部、秋田国際教養、明治国際日本学部などと共に「英語虎の穴」大学の一校としてICUが紹介されていた。

p. 105
「国際基督教大学 設立’53年 偏差値66 教養学部のみの単科大。教育水準はトップレベルと称される。英語は英語教育プログラム(一年次のほとんどと2年次の一部)によって学ぶ。英語が得意な学生でも恐れをなすほどスパルタらしい。」

確かにそうである。来るヤツは恐れをなしてこい!

しかし、「英語得意になって就職する」ことでICUに来ない方がよい。ここは注意が必要である。
まずICUの教育は「お金のいい就職をする!」ということを目標していない。
そういう気持ちで入学すると場違いになると思う。

英語のための英語は学ばないからである。入学のレベル分けでTOEFLを使うが、TOEIC・TOEFLの点数目標もなければ良い就職を意識した英語資格の授業も殆どない。スコアは身のある学術英語・教養英語(English for Academic Purposes, English for Liberal Arts)をやることで自然と伸びる。

でもどんなに英語が得意でも、社会問題についてじっくり調べ考え、自分の分析や意見を文献に基づいて論じる能力・意欲がないと単位はとれない。綺麗な英語を書いたかどうかの評価は成績のかなり小さな部分でしかない。

リベラル・アーツ「自由人の教養教育」は社会へ貢献する責任のための学びである。そのために必用な基礎知識、思考力、研究力、問題解決力、そして書面・口頭の表現力を鍛えている。中世の欧州で政治などを通して社会を動かす責任をもつ階級の「自由人」の教育は言いつけられた仕事をこなすための専門教育を習う「職人の教育」と目的・内容が違っていたことに由来する。

ICUで英語に力を入れているのは学生が日本と世界を結び、リーダーとして日本と世界の発展に貢献することを願うためである。そして英語教育の内容は英語環境でも日本語と同様に思考力、研究力、問題解決力、そして書面・口頭の表現力を発揮できる力をつけるためのものである。

ーーーーーーーーーーーー
もうすぐ春学期スタート!学生も私のような講師も必死な毎日がやってきます。楽しみです。

2011年3月27日日曜日

竜馬がゆく、はまりました、刺激されました

春休みのちょっとした読書として司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を1~8巻最後まで読み終えました。完全に司馬遼太郎の幕末の世界にはまりました。是非おすすめです。



数年前一巻だけを読んでストップしてものを、最近友人と飲み会で幕末・明治維新の話をしたのをきっかけでまた一巻からスタート。大学の授業が春休みなのをいいことにBook Offで買いこんできて「Daddy, let's play!」とせがむ息子・娘を無視して一気に読んでしまいました。

引きこまれる理由はやはり司馬遼太郎氏が歴史文献に基づいて作り上げる迫力と愛嬌を備えた竜馬という個性的かつ魅力的な人物像、そして繰り広げられる幕末の激動的な出来事のドラマです。本当の坂本竜馬がこのような人物だったかどうかもちろん分からないでしょうが、司馬氏が紹介する手紙や周辺の人物の日誌を参考にすると、ひょっとしたら本当にこうだったのかも?と信じそうになります。

歴史を動かした人物としての坂本竜馬を改めてすごい人物だなと感心します。しかし歴史的に正確かどうかということよりも、この話から何を得るか、だと思います。

竜馬の魅力は何と言っても権力者を恐れずに腐った制度を批判的に問う度胸、死ぬことを恐れずに事を成し遂げる使命感の強さと行動力、そして常識にとらわれない発想力でしょうか。刺激されます。自分にももっと必要な力だと思いますし、自分と共に学ぶ学生たちにも養ってほしい力です。

「世に生を得るは、事を成すにあり」

小説に出てくるこの竜馬の言葉は史実かどうかは別として好きな言葉です。自分の「成したい事」とはなんだろうか?と考え、小さくとも何か達成したい志を目指して進むことの大切さを改めて考えさせらる。



余談だが、先学期の英語のテーマは生命倫理で、学生の論文には日本の自殺問題に関するものが多かった。その中でも日本人にとって「腹を切る」武士の伝統やそれについての一種の美意識が現代の日本人の自殺とどう関係しているか分析しているものがあって、竜馬がゆくを読みながらそれを思いだしていた。竜馬がゆくの中ではかなり多くの武士が切腹する。武市半平太のように処刑方法としてのものもあるが、自分から何かの責任をとって自殺するものもある。確かに自分の腹が切れるという事自体すごい自制力で、感心するが、選択肢がある場合には自分はいつも「責任をとって腹を切るより、責任をとって生きて何かを成せ!」と言いたくなっていた。

2011年3月20日日曜日

日本がんばれ! 日本の心の良さ、強さを書いたNYタイムズ記事

The Japanese Could Teach Us a Thing or Two
日本に学びたい

By NICHOLAS D. KRISTOF
Published: March 19, 2011

http://www.nytimes.com/2011/03/20/opinion/20kristof.html

When America is under stress, as is happening right now with debates about where to pare the budget, we sometimes trample the least powerful and most vulnerable among us. So maybe we can learn something from Japan, where the earthquake, tsunami and radiation leaks haven’t caused society to come apart at the seams but to be knit together more tightly than ever. The selflessness, stoicism and discipline in Japan these days are epitomized by those workers at the Fukushima Daiichi nuclear plant, uncomplainingly and anonymously risking dangerous doses of radiation as they struggle to prevent a complete meltdown that would endanger their fellow citizens.

The most famous statue in Japan is arguably one of a dog, Hachiko, who exemplified loyalty, perseverance and duty. Hachiko met his owner at the train station when he returned from work each day, but the owner died at work one day in 1925 and never returned. Until he died about 10 years later, Hachiko faithfully went to the station each afternoon just in case his master returned.

I hope that some day Japan will erect another symbol of loyalty and dedication to duty: a statue of those nuclear plant workers.

I lived in Japan for five years as the Tokyo bureau chief for The New York Times, and I was sometimes perceived as hostile to the country because I was often critical of the Japanese government’s incompetence and duplicity. But the truth is that I came to cherish Japan’s civility and selflessness. There’s a kind of national honor code, exemplified by the way even cheap restaurants will lend you an umbrella if you’re caught in a downpour; you’re simply expected to return it in a day or two. If you lose your wallet in the subway, you expect to get it back.

The earthquake has put that dichotomy on display. The Japanese government has been hapless. And the Japanese people have been magnificent, enduring impossible hardships with dignity and grace.

As I recalled recently on my blog, I covered the 1995 Kobe earthquake that killed more than 6,000 people, and I looked everywhere for an example of people looting merchandise from one of the many shops with shattered windows. I did find a homeowner who was missing two bicycles, but as I did more reporting, it seemed as if they might have been taken for rescue efforts.

Finally, I came across a minimart owner who had seen three young men grab food from his shop and run away. I asked the shop owner if he was surprised that his fellow Japanese would stoop so low.

“No, you misunderstand,” the shop owner told me. “These looters weren’t Japanese. They were foreigners.”

Granted, Japan’s ethic of uncomplaining perseverance — gaman, in Japanese — may also explain why the country settles for third-rate leaders. Moreover, Japan’s tight-knit social fabric can lead to discrimination against those who don’t fit in. Bullying is a problem from elementary school to the corporate suite. Ethnic Koreans and an underclass known as burakumin are stigmatized. Indeed, after the terrible 1923 earthquake, Japanese rampaged against ethnic Koreans (who were accused of setting fires or even somehow causing the quake) and slaughtered an estimated 6,000 of them.

So Japan’s communitarianism has its downside, but we Americans could usefully move a step or two in that direction. Gaps between rich and poor are more modest in Japan, and Japan’s corporate tycoons would be embarrassed by the flamboyant pay packages that are common in America. Even in poor areas — including ethnic Korean or burakumin neighborhoods — schools are excellent.

My wife and I saw the collective ethos drummed into children when we sent our kids to Japanese schools. When the teacher was sick, there was no substitute teacher. The children were in charge. When our son Gregory came home from a school athletic meet, we were impressed that he had won first place in all his events, until we realized that every child had won first place.

For Gregory’s birthday, we invited his classmates over and taught them to play musical chairs. Disaster! The children, especially the girls, were traumatized by having to push aside others to gain a seat for themselves. What unfolded may have been the most polite, most apologetic, and least competitive game of musical chairs in the history of the world.

Look, we’re pushy Americans. We sometimes treat life, and budget negotiations, as a contest in which the weakest (such as children) are to be gleefully pushed aside when the music stops. But I wish we might learn a bit from the Japanese who right now are selflessly subsuming their own interests for the common good. We should sympathize with Japanese, yes, but we can also learn from them.

http://www.nytimes.com/2011/03/20/opinion/20kristof.html

助け合いと思いやりを大切にする日本の心は復興の最大の原動力。

2010年11月24日水曜日

A 4th Tokyo Marathon!! なんと繰り上げ当選!

Dear Mr. Mark Christianson
ID No : 03878-000

We would like to announce that an additional selection has been done in mid-November to choose extra qualifiers for Tokyo Marathon 2011.

Congratulations! You have been selected as a runner for Tokyo Marathon 2011.

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落選のメールが10月に来ていたので諦めて他の春のマラソンを探していたところ、なななななな、なんと繰上げ当選のメールが今日来信!

来年2月27日、もちろん走ります。

目指すは5キロ減量、そして念願のSub-4hタイム!

2010年8月18日水曜日

「武士道」の概念と日本の戦争責任~韓国のある新聞コラムを読んで思うこと

自分は「フレッシュアイ」とうニュース・キーワードサービスに登録していて、「英語教育」 「異文化理解」 「ICU」など自分の興味あるキーワードが入っているネット上のニュースが自動的にメールで配信されるようにしている。興味ある研究分野やニュース分野があるみなさんには是非お薦め。

さて、時々、どうしてこのニュースが配信された??と不思議に思う記事が来る時もある。以下の「武士道」に関する韓国の中央日報の日本語版の記事が一例だ。特に自分が登録したキーワードは見たらないのだが。。。

しかし内容は興味深い。異文化理解の面から見て、この記事とそれに対する読者コメントが非常に興味深い。日本と韓国の歴史認識の違いの根源を示している部分があるように思えるし、どうしてこのように「武士道」の捉え方が違うのか考えるのは価値があるプロセスだと思う。記事の内容も、読者のコメントも対立する感情にあふれているのだが、その感情の中からどのように歩み寄りや相互理解ができるのか、機会があったら学生と考えてみてもいいなと思った。秋のARWの授業に関連しているので、ちょっと思いを書いてみたくなった。

さて、内容は新聞の意見コラムで、もともと韓国語で書かれ、日本語訳がネットの日本語版に出たらしい。

日本語訳版: リンク
韓国語原文: リンク

作者が言いたいことはどうも2つあるようだ。抜粋すると:

1)「武士道は歴史的事実を根拠とする実体ではない。 神話や象徴操作に近い。 ひどく言えば‘はったり’ともいえる。」 (注:記事の中の「武士道」の定義は新渡戸稲造が1899年に米国で英語で出版した本『BUSHIDO:The Soul of Japan』の中に書かれた精神とのことである。その内容はでっちあげの部分が多いと言いたいらしい。)

2)「武士道を崇敬していた日本軍国主義の蛮行を見れば、武士道が虚構だったことがよく表れている。 今の保守右翼も同じだ。 侵略戦争に対する反省と謝罪を惜しむ人たちのどこに武士道の風貌を見ることができるのか。 元々なかっただけに見えないのだ。」

要するに、侵略戦争の実態やそれに対する謝罪を日本の保守的な政治家が惜しむことを見る限り、日本には所謂「武士道」の「義」 (justice/fair play) の精神が足りない、そして元々日本の伝統文化に武士道の「義」の観念が根付いていたかどうかを疑しい、と言いたいようだ。

これは日本の読者が怒るのは当然。歴史的にどうであろうと、現代の日本人の多くは「武士道」を大切な文化だと思っている。どんな国の人でも、自分の国の伝統文化や道徳観が正義の心を欠いていると示唆されたら気分を悪くする。そういう意味で、言っていることが一部又は全て本当かどうかを差し置いて、まず二国間の関係を前進させる上で建設的な文章とは言えない。

ただ、韓国語で韓国の読者のために書かれたものなので、それを考慮する必要はある。戦争責任の認識について、もしこの内容が韓国の市民が一般的に思っていることを強く代表しているとしたら、そのような感情を日本人が知って、今後の対話の参考にするための上では価値があるかも知れない。

しかし、それにしても、第三者(一応アメリカ人なので)から見て、あまりに強引過ぎる文章と論調であるのは確かだ。日本の保守派が戦争責任の謝罪を渋っていることが気に入らないなら、もってストレートにそれを書くべきであろう。日本の武士道に「義」の精神があったのかどうかという議論を巻き込まなくても良さそうなものだ。

では、事実関係はどうなのか。

先ず、武士道という言葉の根源は?そして歴史的なその実態は?現代における存在感は?
Wikipediaをさっと読んだだけでは理解できなさそうだが、「義」のある武士の精神を新渡戸がでっちあげたというのも正確ではない気がする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E5%A3%AB%E9%81%93
http://en.wikipedia.org/wiki/Bushido
『BUSHIDO:The Soul of Japan』

武士道の歴史は専門外なので、あまり大きいことは言わないが、最後に言いたいのは、歴史に対する反省は大切であり、中央日報の記事の筆者が指摘しているように「侵略を反省しているのではなく、敗戦を反省している」ような間違った歴史認識を持っている日本人がいるのは事実である。そして日本における侵略の歴史の教育や反省は被害者の韓国や中国から見て(そして私の理解が正しければドイツなどに比べ)足りないのも事実である。親や兄弟を殺された家族のように、被害者にとってはいつまでも、どのように謝罪されても足りない部分もあるのであろうが、加害者の日本はまだ謙虚な努力と持続的な反省が必要であると思う。これはアメリカでもどの国でも同じである。国としての過去の過ちを認めて毎年反省・謝罪することは国際的な平和と協調に貢献する風土を養う上で大切である。

しかし、同時に、韓国や中国側にも平和と協調への責任感は必用である。この記事を見る限り、建設的に日本側の戦争に関する教育や反省を求めようとしているとは思えない。加害者側に反省して謝罪する責任があるのと同時に、被害者側にも建設的に理解を求め、関係を先に進める努力は必要だと思える。この記事はその努力を怠っているのではないだろうか。

2010年7月9日金曜日

The Cove - An interesting study in intercultural (mis)communication



The above video is just the trailer.

You can see the whole film in a limited number of theaters in Japan, but since there have been threats of disturbance (See Japan Times) against theaters that show it, it is being shown for free on documentary websites online. I assume this is being done legally with the support of the producers.

See the whole film online here. There is some interruption during the film to ask for becoming a member of the online movie site, but you can see it to the end if you wait an hour. Also, there seems to be a workaround to see the whole film straight through.



この映画に関しては日本語で書きましょう。

確かにCoveは衝撃のドキュメンタリーです。イルカや鯨好きな文化圏で歓迎される理由が分かります。

内容は短く言えば、イルカ好きの人が気持ち悪くなるようなイルカ猟の映像を巧みに盗撮するストーリーです。映画の大半は撮影に反対する太地町の漁業組合の人の目を盗んで隠しカメラなどを設置し、その映像をどう手に入れたかの「英雄伝」が殆どです。イルカ猟のシーンはかなり短いですし、他の動物愛護団体の強烈な牛や豚の映像に比べ、それほど強烈ではありません。しかし、イルカが好きな人にはとても残酷に見えることは間違えないです。

見終わると複雑な気持ちになります。私も日本育ちだからでしょうか。

私は「隠された真実」が表に出ることは賛成なので、批判的思考が可能な大人なら誰もがCOVEを見るべきだと思います。しかし、「この映画のメッセージを受け止めろ!イルカ猟を今やめろ!」という意味では支持できません。そういう説得力はありません。あまりにも一方的で感情的な論が映像で展開され、イルカ猟に携わる方々を残酷な悪人扱いしている点が好きになれません。もう少し文化の違いについての理解があってもいいと思ってしまいました。問題を客観的に考えようというドキュメンタリーは好きですが、価値観を感情的な映像で押し付けようとするドキュメンタリーは質が低いとしか言えないと思います。

もし学生とこの映画を話し合う機会があれば、異文化で自分が感情的に反対する行為がある場合にどうるするか?反対されたらどう反応するか?という視点から話し合うと思います。

もちろん、かわいいイルカがモリで刺されて死ぬシーンは嫌なものです。必用ないのではないか?と思う部分もあります。しかし、肉食な人間としては、牛、馬、ウサギなど、殺さずには食べれないわけで、反対の最大の根拠である「イルカが知能的に特別」という論は感情的には「そうかも~」と思っても、理性的には厳しいものがあります。知能レベルはどこから「特別」になるのか。馬?犬?狐?豚?まぐろ?

では、イルカ追い込み猟はやめるべきか?道徳に反するか?

これを理性的に話し合うことはできないと思います。宗教を議論するようなものです。あくまで文化や個人の経験に形成されたな感情で「やめるべき」とか「自由である」となるでしょう。そういう意味で、和歌山県太地町の方にとっては迷惑で残念な一方的なドキュメンタリーです。ドキュメンタリーが様々な人の感情を掻き立てたら、彼らは普通だと思っている伝統の猟が妨害されたり、反対されたりするわけですから。

しかし、同時に思うのは事実は事実ですから、撮影には反対しなくても、「必用」な猟なのであれば誇りをもって世界に見せ、説明したらどうなんでしょうか。以下の和歌山県の説明は英語にして世界に発信すべきなのではないでしょうか。

和歌山県の資源管理課の見解ページにはある程度納得の行く説明があります。
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/071500/iruka.html

最後に、人間の生活に「必用」であるならば、猟を続けることは決して道徳に反していると思いません。ただ、もしイルカ猟に関して太地町の漁師の人たちに何か改善点を求めるとすれば、やはり必用以上にイルカが「苦しむ」猟の方法はやめて欲しいなと思います。Coveの中でもっとも強烈なのはもがき苦しむイルカたちです。哺乳類の中でも知性はあるようですから、魚とは違う扱いをしてもよいのかなと思います。豚や牛や馬を殺す時は瞬時に死ぬようにしているわけですから、イルカや鯨もその配慮があるべきではないでしょうか。

2010年4月17日土曜日

オススメ ラーメン

神楽坂 ふぅふぅ亭、武蔵境 大山屋、東小金井 金のレンゲ

2010年4月9日金曜日

新学年スタート!



ICU's 400m row of cherry trees from the main gate is truly stunning. We had nice weather for a few days and it was a pleasure riding through them on a bike.

2010年4月8日木曜日

一年生になりました!



This week Michael started first grade and I had the pleasure of attending the starting ceremony and going to his classroom to meet his teacher, a very young lady just out of college.

So far, for the first three days of attendance, Michael seems to be enjoying it. He gets up the morning early before us, does his English workbook requirements, eats breakfast, puts on his bulky leather book ransel (dutch for backback and used in Japanese as the standard type of primary school book pack) and then rushes off with his classmates who live just next door. He doesn't talk much about what he does at school (I forgot), but he says it was "Good". I hope he'll continue to have fun and learn a lot. And stay out of trouble--he can get a bit carried away with being silly and gets bored and distracted easily when he's not interested in what is happening. We'll see how it goes.

His English reading and writing is going well for a first grader, but I need to get more knowledge about how to help 6-7 year olds like Michael develop a strong foundation of literacy. I want him to become an independent and active reader and writer in English, and hope to use elements of the "Workshop Method" where students choose their own readings and writing topics and develop skills with guidance from a teacher, which will be me until I find a good part-time English program for him or switch over to an English based curriculum school. For now, I'll keep doing my best to get him to write diaries or creative things, and also do language arts workbooks with reading and writing answers and responses...until I get a better idea.

2010年3月11日木曜日

小説の中の「父と息子の関係」が気になるこの頃

息子は4月から一年生。いろんな意味でもう独立した人間である。これからどんな人生の歩んでいくのかとても楽しみなのだが、今後父親としてどのように接していったら良いのか気になるところである。

そのためか、最近小説を読むと親子関係を見るのが面白い。

春休みになって気晴らしに大学と関係ないアメリカの大衆派Bestseller小説を何冊か読んでいる。

The Associate: A Novel

The Associateは法廷物の名匠John Grishamの最新作だが、過去の作品(The Pelican Brief, The Client, The Rainmaker, The Runaway Jury, The Innocent Manなど)に比べ今一つ引き込まれなかった。

しかし、その中の親子関係は面白い。主人公のKyleはYale大学法学部の新卒である事情(父親に簡単には言えないことが起き。。。)によりアメリカ最大の企業法弁護士事務所に入ることを選び年棒2千万円で大企業の尻拭い法務を行うエリートになる。彼の父親は小さな町の小さな法律事務所を経営していて、共同経営しながらKyleが庶民と正義のための弁護士活動をすることを願っている。卒業式間近の二人の会話:

"I've changed my mind about employment. I'm going to Wall Street. Scully & Pershing."
"Any particular reason?"
"It's the big leagues."
"It's a sellout."
"It's a nice firm, Dad. One of the best."
"You'll hate every minute of a big firm."
"Maybe not."
"I thought you wanted to help people."
"I've changed my mind."
"It's all about the money, isn't it. You were raised better."

すごい親子の会話です。
特に最後の"You were raised better"「そんな人間に育てた覚えはない」は厳しいです。
最近はこういう場面でどうしても自分の息子の将来を考えてしまいます。
私と息子の間でこういう会話にならないことを願っていますが。時には彼の決断に反論するのも愛情なのでしょう。
とにかく、何よりも願うのは息子が就職の時に気兼ねなく相談に来てくれることですね。


もう一冊は:
 
Christine by Steven King 
Product Details

ホラーの巨匠Kingの旧作が友達の棚にあったので借りました。この中の様々な親子関係も非常に勉強になります。ずっと押さえつけて育てるとある日怖いことに。。。Steven Kingの中でいつも本当に怖いのは幽霊でなく人間です。自分がそういう人間になってしまうんではないかという恐怖を感じさせるほど描写している人間の言動や頭の中の思いがリアルで共感できる場合が多い。人間の観察力がすごいと思います。

高校の時よく読んだSteven King...またこの年齢になって読むと味がありますね。

2010年2月28日日曜日

今年も完走!

冷たい雨にかかわらず自己ベストが出ました。支えてくれた家族と友人に感謝です。

東京マラソン2010
開催日(Date):2010/02/28

ナンバー(Bib number):29961
氏名(Name):CHRISTIANSON MARK
種目(Category):マラソン男子

*Time スプリット 通過時間
*Subtract 8 minutes for delayed start
5km 00:36:37 09:46:37
10km 01:03:03 0:26:26 10:13:03
15km 01:29:54 0:26:51 10:39:54
20km 01:56:58 0:27:04 11:06:58
25km 02:26:09 0:29:11 11:36:09
30km 02:57:14 0:31:05 12:07:14
35km 03:31:05 0:33:51 12:41:05
40km 04:08:46 0:37:41 13:18:46
Finish 04:25:14 0:16:28 13:35:14

この速報タイムは9:10amのスタートの合図を基準にしているので、自分がスタートを通過した9:18ぐらいを基準にするとNet Finish Timeは4時間17分ぐらいで、昨年の4時間26分と一昨年の4時間55分を抜いて自己ベストになりました。調子良ければ4時間を切りたいなぁと思ってましたが、あの天気にしては良く走れました。

後半もっとペースを維持したかったのですが、雨で濡れた靴が重かったりで足が思うように動かず以前と同じように35キロ地点ぐらいからどんどん遅くなっていきました。まぁ、25キロ以上は練習で走っていなかったのでそんなもんです。

足が痛いのは辛かったのですが、沿道の応援が素晴らしくてとても楽しかったです。特に良かったのは38キロ?地点ぐらいで温かいみそ汁を提供してくれていたお店の人。寒い中体が温まって、塩分補給ができて、すっげー最高にうまかったぁ。それから仮装して走ってる人も多く、あれは楽しい。やっぱ次回は仮装したいです。(アイデア募集中)

2009年11月28日土曜日

はじめてのアクション・リサーチ(佐野正之編著)から学ぶ

アクション・リサーチの重要性は大学院時代から把握しているが、継続的にまとまった形で行ったことがない。授業に関する論文を書いている時の研究課題は勿論アクション・リサーチの一種であるが、理想的には各学期の各授業でなんらかの研究課題を小さくても、直感的でもいいから文章にしたい。このブログで様々な授業の改善計画や反省文を書いたりしているが、もっとまとまった形にしてみよう!という意気込みで以前他校の教授からご紹介いただいた佐野正之編著の「はじめてのアクション・リサーチ、英語の授業を改善するために」(大修館2005)で勉強し直すことにしました。

英語教育に従事して約10年、大学で英語を教えることにある程度自信というか、慣れみたいものはあるが、今外国語教育に使っているアプローチや考え方をもう一度根本から「こんなやり方でほんまにええんかぁ?」と問い直したい。そしてそのプロセスにより直感的な「教育者」としての自信だけでなく「教育研究者」としてより強い自信と自覚を備えたい。

Action Research = From Nunan (1989) Understanding the Language Classroom: A Guide for Teaching Initiated Action. Prentice Hall.

  1. 問題の発見 もっとこうだったらいいな、と思う点で、なるべくほぼ学生全員に共通する点
  2. 事前調査  簡単な質的、量的調査、アンケート、インタビューなど
  3. リサーチクエスチョンの設定  具体的な問題に対して実施可能な対策があり、期間内に具体的で現実的で測定可能な目標をつけられる (SMART goal=specific, measurable, attainable, realistic, time-sensitive) Example: How should my teaching method/curriculum for...be changed so that in an end of term survey 90% of students feel... and in the end of term assessment 80% of students can...
  4. 仮説の設定 First work through, Sano's iceberg model for finding causes underlying the performance problem. Then, upon identifying possible causes, set a hypothesis for improvement
    Level 1 Performance
    ----------------
    Level 2 Amount or Type of Practice / Activities
    Level 3 Linguistic Knowledge
    Level 4 Attitude / Motivation
    Level 5 Classroom Management of Instructor (not explained--seems to overlap with )
  5. 計画の実践 the "D" in PDCA
  6. 結果の検証
  7. 報告
  8. 結果の反映
例えば、来週から始まるICUのSpeakingのクラスの場合、どんなARが可能か考えて8つのStepで進めてみたいと思います。

11月29日の河口湖フルマラソン~ 熱でダウンして棄権です

いや~ 来ちゃいました。体調を崩して明日のマラソンは棄権です。

26日の木曜、朝からちょっと体調悪いなと思いつつThanksgivingを両親と祝うため長野県まで運転。到着したらかなり熱が出ていて病院行ったところインフルエンザ検査は陰性だが、熱は39.5°まで上っていて、関節が痛い、そして喉と気管支が痛く腫れあがっている。よっぽど新型インフルかなと思わせる症状だったのに、検査は陰性でとりあえず安心。でも感染初期の陰性は間違っている可能性もあるということで抗生物質とタミフルの両方を出されました。

長野で一泊の予定も切り上げて木曜の内に妻の運転で東京へ戻り寝込むも、今日土曜になってもまだ熱と腫れが続き、歩くのも辛い状態なので残念ながら明日の河口湖マラソンは棄権するしかないでしょう。

初めての棄権です。7000円の参加料がもったいない!

2009年11月2日月曜日

ICU祭りで点訳に挑戦

兄ちゃんはちゃんと点字でMICHAELと書きました。真っ暗迷路も気に入ってました。

2009年10月26日月曜日

速報!勝沼ハーフマラソンで自己ベスト出ました

東京は雨だったのに、トンネルを抜けて山梨県勝沼に出ると天気は無風、薄ら曇り、15度とベストコンディション。

スタートすると最初の5キロはすごい登り坂道。こんな練習してない!と足が文句言っていましたがなんとかペースをキープ。

後半は前半で稼いだ登り分のメリットで延々と続く下り道。体力は大丈夫だったのでガンガン攻めて気持ち良くゴール。

タイムは参考値で1時間45分と、今までの記録より10分短い自己ベストが出ました。

この大会はぶどうとワインの名産地とだけあって、走るのはブドウ畑の丘、そしてゴールすると参加賞はワインのボトル。ゴールのエリアはワインの出店がたくさんでゴールの後いろいろTastingしました。疲れていてあまり飲めませんし、糖分に飢えたマラソン後の体はTastingしても甘いものだけがおいしくて自分の好みのドライ系はあまり味が分からない状態。しかしちょっとほろ酔いになって最高です。

さて、この下りで痛めた足の筋肉痛が治れば、次は11月29日の河口湖フルマラソンに向けてトレーニング開始です。

美味しくビールを楽しめるようにに頑張るぞ~